動物の泣ける話・感動する話 18選

「動物」をテーマにした、3分で読める短い物語。泣ける話から、くすっと笑える話まで。

168
創作動物約3分

帰舎時刻

岩手から放たれた六羽のレース鳩。栃木の屋根の上で、六十八歳の男が帰りを待っている。

158
創作動物約4分

留守番の九官鳥

昭和四十六年の秋、出稼ぎに行く前の夫が、秋田のデパートで九官鳥を買ってきた。一万五千円もした。

150
創作動物約3分

きなこを預かった二週間

娘一家がハワイへ行くあいだ、孫のハムスターを預かることになった。七十四歳、生き物の世話は五十年ぶり。

142
創作動物約2分

洗濯ばさみ

ベランダの洗濯ばさみが、ひとつずつ減っていく。犯人は、向かいの電柱に巣をかけたカラスだった。

128
創作動物約3分

山羊のメイ

昭和三十年代の信州の家で、小学生の私が乳をしぼっていた山羊。修学旅行の年に、いなくなった。

127
創作動物約3分

実家の亀が四十歳になった

長くなるけど聞いてほしい。うちの実家には、父より先に家族になった亀がいる。

113
創作動物約2分

カブトムシの自由研究

八歳の息子が書いた、観察日記の最後のページ。

103
創作動物約2分

冬だけのボス

冬になると勝手に上がりこんでくる、よその猫の話。

40
創作動物約2分

よしこ

逃げたインコが見つかったとき、祖父の前で言った言葉。

39
創作動物約2分

牛舎の歌

酪農家の父が、牛舎でだけ歌っていた歌。

38
創作動物約2分

モカのお葬式

五歳の娘が、はじめて命の終わりに向き合った朝。

37
創作動物約2分

背中の重さ

人間を怖がる保護犬と、同じ部屋で本を読みつづけた三か月。

36
創作動物約2分

軒下の札

毎年ツバメを待っていた祖母が施設に入った春、空き家に帰ってきたもの。

35
創作動物約2分

カートの散歩

歩けなくなった老犬を、カートに乗せていつもの道を歩いた。

34
創作動物約2分

おまけの金魚

夏祭りでもらったおまけの金魚は、十二年生きた。

33
創作動物約2分

ハーネスを外した日

十年間の盲導犬が引退する前の日、最後の散歩。

32
創作動物約2分

十一の名前

商店街の人たちが、それぞれ別の名前で呼んでいた一匹の猫。

31
創作動物約2分

五時十分の玄関

父が帰ってくる時間に、老犬は玄関で待ちつづけた。