長編

返事は、港で

小学四年で横浜と奄美大島に離ればなれになった二人の、二十年分の手紙。No.66 の返事は、二年来なかった。

小学四年の夏、遥は横浜から、祖母のいる奄美大島へ引っ越した。同じクラスの拓海は、先生に言われて、しかたなく手紙を書いた。

二人は、手紙に番号をつけた。No.1、No.2、No.3。

これは、その二十年分の手紙のうちの何通かと、出さなかった何通か。手紙の文面だけでできた、全十二章の長編です。

全12章・完結

第1章から読む

目次

  1. 第1章小学四年 ― ハブと黒糖約3分
  2. 第2章小学五年・六年 ― 鶏飯のつくりかた約3分
  3. 第3章中学一年 ― 先輩のこと約2分
  4. 第4章中学二年 ― もう書かない約3分
  5. 第5章中学三年 ― 修学旅行約3分
  6. 第6章高校一年 ― 島を出る約2分
  7. 第7章高校三年 ― 同じ東京約2分
  8. 第8章二十歳 ― 出さなかった手紙約2分
  9. 第9章二十三歳 ― 島の葬式約2分
  10. 第10章二十六歳 ― 卵がゆるい約2分
  11. 第11章二十八歳 ― No.66約2分
  12. 第12章三十歳 ― 返事は、港で約2分